こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

今週は中国出張時の話題を取り扱っています。
 
 海外に行けば勝手に自分が変わるわけではない
 財布よりスマホが大事になる未来

今回は現地の会社の方々とも話す機会がありました。

当然誰もが日本語を話せるわけがなく、
こちらも中国語を話せる人がいなかったので、
日本語が話せる中国人スタッフに通訳をしてもらいながら、
何とかコミュニケーションを取っていました。

ただ、大勢で1つの話題を共有する会議の時は問題ないのですが、
休憩中や食事など、個別に1対1で話す時は大変でした。

何しろお互いに相手の国の言葉がわからないので、
何か話したいと思っても最初の言葉が出てきません。

互いに何か言おうとしながらも、
その思いを他言語に翻訳できないもどかしさを感じていました。

もし何も対策をしていなければこのまま沈黙の時が続いたのでしょうが、
今回は事前に翻訳アプリを準備していました。

使用したのはGoogleの翻訳アプリ、
英語や中国語、フランス語やスペイン語などの主要言語だけでなく、
マイナーな言語までカバーしている優秀なアプリ。

文字での変換はもちろん、スマホのマイク機能を使って、
自分や相手のしゃべった言葉をすぐに翻訳してくれます。

音声を拾っての翻訳は本当に便利で、
相手の言っていることをほぼ正確に読み取って翻訳してくれました。

アプリのおかげで片言ながらも意思疎通を図ることができました。

これだけ翻訳アプリが使えるレベルならば、
もう他言語を学ぶ必要なんてない、と思うかもしれません。

ですが、自分はどんなに優れた翻訳ツールが出現しても、
他言語を学ぶ価値は十分にあると考えています。

その原因は会話時に発生するタイムラグにあります。

翻訳アプリがいかに優れていると言っても、
文章を読み取って別言語に変換するという作業を
一瞬で処理することはできません。

1秒にも満たない時間かもしれませんが、
自分がしゃべった内容を相手が理解するのは時間がかかります。

会話にはリズムがあり、このリズムが会話の盛り上がりを生むのですが、
自分と相手の言葉のキャッチボールがいちいち別の人によって妨げられたら、
きっとすぐにリズムが崩れてしまい、
いまいち盛り上がらない回になったと思います。

ほんの少しのタイムラグですが、影響力は強いです。

今後翻訳ツールはますます進化していくことと思います。

そうすればタイムラグはどんどん小さくなっていくでしょうし、
リアルの会話に近い状態まで進化していくでしょう。

ただ、もしそうなったとしても、
会話が盛り上がるという観点で考えると翻訳ツールだけでは不十分です。

リアルタイムに自分の口で話すことによって、
会話にリズムが生まれ、リズムが生まれれば盛り上がるタイミングも出てきます。
これは翻訳ツールだけではできないことです。

これから定期的に海外を訪れる機会が増えそうなので、
翻訳アプリに頼りっぱなしではなく、
自分の口からきちんと言葉で伝えたいと思うのです。

では、明日も良い1日になりますように。

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