こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

レース前の様子は前回の記事をどうぞ。
 
 新潟シティマラソン2017に参加しました その1

今回はレースの様子とレース後の感想です。

レース中

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8時半にフルマラソンがスタート!

去年のコースではスタート直後から1km5分の設定ペースに乗れましたが、
今年は渋滞のため、5kmまで1km5分20秒とかなりゆっくりとしたペース。

加えて9時前にもかかわらずすでに暑さを感じていたため、
当初の目標だった3時間30分は早々に諦め、
3時間40分に目標を下方修正して走りました。
(1km5分15秒ペース)

人混みを避けながら抜いていくのは体力を消耗するので、
集団がバラバラになるタイミングまでは流れに乗っていくことに。

8km付近の万代橋でコースが一気に開けたので、
ここから自分のペースに戻して走りました。

自分のペースで走れたからか、
ここからしばらく元の設定ペースの1km5分で走れました。
10km通過は約52分。

12kmを過ぎると、新コースのポイントのみなとトンネルへ。

パンフレットに載っていた高低差は20mということで
それほど大したことない傾斜だと思っていましたが、
実際走ってみると想像以上に長いアップダウンでした。

10km以上走ってきて体が温まっていたこともあって、
周りのペースにもつられてこのアップダウンでスピードを上げてしまいました。

特に下りでは4分30秒を切るようなハイペース。
息は全く乱れていないのですが、
トンネルを抜けた後に体の重さを感じ始めました。

この時点でまだ20km手前。
まだ半分も走っていません。
この先かなり厳しいレースになることを覚悟しました。

トンネルを抜けると海岸線へ。
ハーフの通過は1時間51分。

前半と同じペースで行けば3時間40分ですが、
それさえも厳しいと感じ始めていたので、
目標をさらに下げて4時間に。
(1km5分40秒ペース)

25km地点までは同じペースのランナーと並走し、
何とか4時間ペースを守って走ることができました。

しかし、25km過ぎにある関屋分水付近の上り坂で足の異変に気づいて減速。
そのまま上り坂は歩きながら通過しました。

まだ30kmにも達していないのに、足がつりそうな気配がありました。

まだゴールまで15km程度あったので、
無理せずに歩いて走ってを繰り返して進むことにしました。

ここからが人生で一番辛かったレースの始まり。

28km付近で友人に声をかけられてまた気合を入れて走り始めます。

この時点で体力は空っぽに近かったので、
1kmのうち200m歩いて800m走る
というルールを設けて1kmづつ進んでいきました。

ここまで来るとエイドステーションがオアシスのように見えてきて、
「あそこまで行けば水がある」
という希望を見出し、それを力にして走り続けました。

30kmを過ぎると海岸線を終えて川沿いの土手を走るコースへ。

アップダウンはないかと思いきや、
細かなアップダウンがあって気力と体力を容赦なく奪っていきました。

1kmのうち歩く距離が少しずつ長くなり、
走る時間がやたらと長く感じ、
1kmの距離表示が果てしなく遠く感じられました。

32km付近でゲストの高橋尚子さんからタッチしてもらったものの、
依然としてペースは上がらず、すでに1km6分を超え始めていました。

幸か不幸か、ペースが落ちて歩く時間が長くなっていたからか、
35kmあたりで足がつる気配は治まり、
少しずつ体力が戻っているように感じました。

そこでなんとかペースを上げようと、
歩いている間もゆっくり歩くのではなく、
競歩のように早歩きで少しでもタイムを縮めようと工夫しました。
限界ギリギリの体でできる精一杯の工夫。

エイドステーションでは立ち止まってしっかり給水し、
水を頭からかぶってリフレッシュさせ、
再び戦場へ向かうかのように足を踏み出しました。

38kmを超えるといよいよゴール地点が見え始め、
応援の人も一段と増えてきました。

想定ではペースを上げてゴールへ向かうはずが、
そんな余裕などなく、ただひたすら前を向いて、
歩きも交えながらゆっくりと足を進めました。

ようやく競技場が見えたところから少しずつペースを上げ、
入口からダッシュしようと思いましたが、
とてもそんな余裕はなく、今までより少しだけ速く走ってフィニッシュラインへ。

精神力で走りきった自分を褒めてやりたいという気持ちで、
今までにないガッツポーズでゴールしました。

レース後

去年の反省を生かして前半からかなり抑えて走ったのですが、
新コースのトンネルのアップダウンで周りの流れにつられてスピードを上げてしまい、
後半の余力がなくなったことが大きなポイントだったと思っています。

自分と同じくトンネルでスピードを出した人たちは
みなさん後半苦しんでスピードダウンしていたようです。

マラソンの極意は「いかにイーブンペースで走るか」なので、
足が動くようになる10km以降を余裕を持って我慢できるよう
より注意していくべきだという教訓を得ました。

レース自体は反省する点ばかりですが、その中でも良かったことがあります。

それは応援してくれる人との交流。

いつもは歩かずに走り続けているので、
応援されても軽く手を挙げる程度で、
自分の走り方やペース、タイムに意識を集中させていました。

一方、今回はペースが遅く、歩いている区間も長かったため、
沿道の応援の方々に声をかけられることが多かったように感じました。

見知らぬ人でもゼッケン番号を呼んで応援してもらえると、
その応援が自分のために向けられていると実感でき、
感動するほど嬉しくなることにも気づきました。

音楽ライブのようなコール&レスポンスをマラソンで体験するとは思いませんでした。

来月はマラソン大会の応援をする機会があるので、
今回の経験を生かして全力で応援しようと思います。

今年のレースはこれにて終了。

しばらく体を休めて、その間に練習メニューを再考し、
来年の大会に向けて準備を進めていきます。

来年は3月に新潟市で開催されるハーフマラソンの大会か、
毎年恒例の佐渡トキマラソンに参加予定。

来年も記録更新目指して頑張ります!

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