こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
普段あまりテレビを見ない自分ですが、
10月からスタートしたドラマ「陸王)」は録画して全部見る予定です。
陸王は倒産寸前の足袋会社の社長が、
起死回生の一手として裸足感覚のランニングシューズ「陸王」を開発する、
という物語です。
陸上、しかも長距離を題材とした作品ということで、
フルマラソンを走る自分としては外せない作品だと思ってチェックしました。
さらに加えるならば、メインキャストでライバル同士として登場する
竹内涼真さんと佐野岳さんは仮面ライダードライブとガイムで主演していた
ライダー俳優ということも魅かれた大きな理由。
というわけで、先日の日曜日に放送された初回拡大版はしっかり録画し、
昨日一気に通して全部見ました。
原作は半沢直樹や下町ロケットを書いた池井戸潤さん。
どちらもドラマ化されて大ヒットしたので、
今作も同じようにヒットするのか注目が集まるところです。
展開も上記2作品に似ていて、
次々に迫り来る難題を知恵と行動力で乗り切っていく様子が描かれそうです。
第1話では、ようやく開発した試作品のランニングシューズが
銀行や実業団から冷たく対応されてしまうという壁を乗り越え、
社員一丸となってシューズ開発に取り組もうとする様子が描かれました。
さて、前置きが長くなりましたが、
この第1話を見ていて気になったシーンがあります。
それは足袋会社社長と銀行の融資担当者が話すシーン。
融資担当者は足袋会社を存続させるために、
ランニングシューズ開発という夢物語は即中止し、
現実的な案として社員数人のリストラを提案しました。
そしてひとしきり提案が終わった後に
「あなた方のためを思って言ってるんです」
と落とし文句を加えていました。
気になったのがこの言葉。
自分の経験上、「あなたのため」という言葉を使ってくる人は
ほぼ間違いなく「自分のため」に言っています。
自分の中に絶対的な正解があって、
そこから外れた行動をする人は間違い・悪と決め付けて、
謎の使命感に駆られてアドバイスをくれます。
しかし、それは相手のためを思っての言葉ではなく、
自分の価値観に収まらない人を認めたくないからであって、
むしろ自分勝手で迷惑な行動です。
しかも厄介なことに、
言った本人はいいことをしていると思い込んでいるので
なかなか気づいてもらうことができません。
ドラマの中でも同じような反論がされていて、
融資担当者の提案に対して社長は
「あなたはこの会社のことを考えていない。
考えているのは自分の出世のことだけだ。」
と強い口調で反論していました。
「あなたのため」は「自分のため」
みなさんの周りでこんなことを言う人はいませんか。
そんな呪いの言葉には惑わされないよう、
自分がいいと思った選択に自信を持って前に進んで欲しいと思います。
あと、陸王はランニング好きな人なら間違いなく楽しめるので、
気になる方はぜひチェックしてみてください。
では、明日も良い1日になりますように。
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