こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

先日から報道されている神戸製鋼所のデータ改ざん問題、
連日ニュースで取り上げられているため、ご存知の方も多いと思います。

アルミ製品の一部の性能データの改ざんが発覚後、
鉄粉製品、光ディスク材料でも品質検査のデータに不正が見つかり、
次々と不正が暴かれています。

一連の不正を受けて、神戸製鋼所は顧客離れが進むと見られていて、
取引のある企業は神戸製鋼の製品の素材についてチェックに追われているとのこと。

 顧客離れの動き 中小、確認作業に忙殺も

この不正が組織ぐるみで、問題発覚後も改善されずに放置されていたこともあり、
企業としての信頼は地に堕ちたと言える状況です。

企業の不正・不祥事は本当に多くて、
最近では日産自動車の無資格検査問題や、
商工中金の不正融資問題が大きく取り上げられています。

 日産、問題発覚後も無資格検査
 商工中金800人処分 社長が辞任表明、後任は民間から

日産では無資格の従業員に完成車を検査させ、
有資格者の判子を使って検査書類に押印していました。

また、商工中金では融資先の試算表や経営改善計画書などの財務資料を改ざんし、
不正に融資していたことが報道されています。

いずれの企業も神戸製鋼所と同じく、
組織ぐるみで不正を行っていたことが問題を根深いものにしています。

1,2年前を振り返っても、三菱自動車の燃費データ不正や東芝の会計不祥事など、
すぐに思い出せるくらい企業の不祥事は相次いでいます。

一度不正を行った企業がその後信頼と業績を回復させるまでには、
不正で得た利益以上の手間とお金をかけなければいけません。

上記で紹介した企業は、今後しばらく負のイメージがついて回り、
信頼回復までに長い道のりを要することでしょう。

現代は歴史上で最も情報が流通する時代です。

名もなき一個人であっても世界中に情報発信できますし、
インターネット上に拡散された情報は半永久的に残り続けます。

たとえ人々の記憶から不正の出来事が消え去ったとしても、
何かの拍子に過去の不正情報にたどりついてしまい、
負のイメージが復活することもあります。

そう考えると、この高度情報化社会において、
不正に手を染めることはあまりにも高いリスクだと言えます。

正直こそ最大のセーフティネット

間違ったことを隠し続けたとしても、
ちょっとしたことで情報が漏れてしまえば、一気に悪事が暴かれてしまいます。

それよりも、間違いや失敗を早めに認めて正直に話し、
新しいスタートを切った方がダメージは小さく抑えられます。

これは何も企業・組織に限った話ではなく、個人についても同じ。

かつては正直者がバカを見たのかもしれませんが、
これからは正直者が生き残っていく。

正直に生きることは人生の大きなセーフティネットになるのではないかと、
一連の不祥事を見ていて感じました。

では、明日も良い1日になりますように。

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