こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

長らく安定した業界として認知されている銀行ですが、
最近はその安定度に陰りが見え始めています。

誰もが知っているメガバンクが大規模リストラを行うという報道もあり、
驚くとともに時代の流れを感じた方も多いと思います。

 3メガが大規模リストラへ 3万2000人削減 三菱UFJは店舗2割統廃合も

特にみずほFGの場合は、
今後10年程度でグループ全体の1/3に相当する約19,000人分の業務量を削減する、
とのことで、一気に人員整理が行われると予想されます。

新潟県でも第四銀行と北越銀行の統合が見込まれていて、
都市銀行とともに、地方銀行でも人員削減は避けられない状況です。

 新潟2地銀が統合へ 第四と北越、18年春メド

すでに安定した業界とは言い難い銀行ですが、
今年の就職ランキングでも銀行はトップレベルの人気となっているようです。

 最新版!「業界別」就職人気企業ランキング|東洋経済オンライン

さらに、私立トップレベルの大学でも銀行は1番人気とのこと。

 慶應生の人気就職先ランキング1位が『銀行』って正気?

就職活動中の学生が銀行に対してどのようなイメージを持っているかわからないのですが、
いまも銀行に対して安定を求めているのでしょうか。

もしそうだとしたら、昔の華々しい時代のイメージが残っているのかもしれません。
しかし、現実にはこれから厳しい時代に突入していくと思われます。

就職活動ではよく「安定」がキーワードとして挙げられます。

・安定した業績を上げている
・福利厚生が充実している
・定年まで働くことができる
・年功序列で昇進、昇給する

こうした安定を軸とした就職先選びは
就職活動では特に珍しいことではないと思います。

ただ、今はどんなに安定して見える業界・会社でも、
5年後、10年後はどうなっているかわかりません。

10年前はメガバンクがリストラを行うなど考えられなかったでしょうし、
東芝やシャープといった電機メーカーが苦境に陥ることも予想だにしなかったはず。

そう考えると、今の「安定」を基準にして働く場所を選ぶことは
大きなリスクと隣り合わせではないかと思います。

今は時代の変化が早く激しく、
どの業界が伸び、どの業界が衰退していくか見通しが難しい時代です。

これからAIが社会に浸透していけば、
また大きく仕事の仕組みが変わっていき、
安定していると思っていた自分の仕事がなくなることもあり得ます。

だからこそ、安定しているかどうかで仕事は選ばない方がいい。

それよりも自分がやりたいと思ったこと、
できそうだと感じたことにフォーカスしていく方が
時代の変化にフィットできるように思います。

銀行の人気ランキングに関する記事を見ながら、
そんなことを考えました。

では、明日も良い1日になりますように。

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