こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
会社員ならば誰もが経験しているであろう残業。
定時間近になってもまだ今日の仕事が残っていて、
「今日もまた残業か・・・」と憂鬱な気分になった経験がある方もいると思います。
最近では働き方改革と称して、長時間労働や時間外労働の抑制が叫ばれています。
会社によっては消灯時間を決めて社員を強制的に帰らせたり、
労働時間が長い社員に対して注意を促したりするところもあります。
それでも、抜け道はたくさんあって、
何かと理由をつけて残業したり、自宅に持ち帰って仕事をする人もいます。
日本社会に深く染み付いた長時間労働の文化は
やはり一朝一夕で変わるものではありません。
ただ、長時間労働を容認する文化を今のままにしておけば、
やがて自分たちの首を絞めることになると考えています。
長時間労働は肉体的にも精神的にも負担の大きい働き方です。
自分の自由な時間がなく、プレッシャーのかかる環境に長時間いることは
日々大きなストレスとなって蓄積させていきます。
その結果、体調を崩したりうつ病になったりして、
仕事を続けられなくなるケースも出てくると思われます。
そうなれば、企業としては人材不足に陥ってしまい、
残された人たちはより多忙になり、
より大きなストレスを抱えることになって
職場を離れるリスクが高くなってしまいます。
長時間労働はなくすべき文化です。
そのためにまず、努力と根性で何とかしようとするマインドを変えることが必要です。
例えば、定時で仕事が終わりそうもないから2時間残業して終わらせよう、
そう考えて予定通り2時間の残業で作業が終わったとします。
特に問題はないように思われますが、
この方法では「時間内に仕事が終わらなかった」という真の課題の解決には至っていません。
「もし仕事が終わらなくても残業すれば何とかなる」
という成功体験が積めてしまうため、
今後も同じ状況に陥り、また残業で対処しようとするでしょう。
それでは長時間労働の文化はなくなりません。
考えるべきことは、どうやったら時間内に終わるのか、工夫をすることです。
日々の業務がどうやったらもっと効率的になるか考えるのはもちろん、
そのタスクは本当に必要なことなのか、やるべきことなのか整理し、
思い切ってやらないという選択をすることも必要だと思います。
日本人は細かいところまで気遣いができる繊細な心を持っていますが、
本題から関係ないことまで細かく手掛けてしまう弱点があります。
会議の議事録を体裁を整えて関係者に何度もチェックしてもらって完成させたり、
プレゼンの資料にたくさんの情報をつめこんでしまったり。
こうやって時間をかけなくてもいい部分に時間をかけてしまっては
とても業務時間内に仕事を終えることはできません。
努力より工夫を
仕事が多い時に努力で解決するのではなく、
楽に終わることのできる仕組みづくりをする、
という方向に意識を変える必要があると思っています。
努力は短距離走のようなもので、
短時間だけ頑張ることはできますが、長時間頑張り続けることはできません。
長く続けるためには、個人への負荷が少なくなるよう仕組みを変える必要がある。
安易に残業すればいいという思考停止はやめて、
どうやったら時間内に仕事が終えられるのか、
という思考で自分の仕事を見直してみることをおすすめします。
「長時間労働する人が偉い」という文化を早く過去の文化にしていきましょう。
参考:「Be Lazy」を極めるためには残業をしてはいけない|メソッド屋のブログ
では、明日も良い1日になりますように。
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