こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

先日に引き続き関東家族旅行のお話。

今回の旅行ではディズニーランドがメインでしたが、
最終日は特に予定が入っておらず車での移動だけだったので、
ちょうど帰り道にあった川越市に立ち寄ることにしました。

川越は城下町として栄えた江戸の面影を残していて、
「小江戸」と呼ばれて親しまれています。

以前朝ドラの舞台として登場したこともあるので、
覚えている方もいるかもしれません。

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川越の街並み

市の中心部に町屋形式の街並みがあるので、
周辺にあった市営駐車場に車を停めて10分ほど歩いて向かいました。

着いてみると人が多い!
車道脇の歩道にはびっしりと人がいて、
時間が経つにつれて道路も歩道も人が増えていくようでした。

川越はサツマイモが有名だということを初めて知り、
いも恋(サツマイモとあんこが入ったおまんじゅう)や、おさつチップスなど、
サツマイモの食べ物が多く並んでいました。

ディズニーランドと同じく食べ歩きしている人も多く、
この街の楽しみの1つにもなっているように感じられたので、
我が家もいも恋やおさつチップスを買って街を散策。

2時間程度の滞在でしたが、時間以上に街を楽しむことができたように思います。

川越を歩いていて気づいたことが2つあります。

1つは訪れている人が多様なこと。

東京から1時間という抜群のアクセスの良さのため、
都市部からの客が多いと思われますが、
駐車場の車のナンバーをさっと見るだけでも、
関東近辺や東北、北陸地方の方々が訪れていることがわかりました。

年齢も多様で、中高生や大学生グループがいたり、
自分たちのような家族で来ている人がいたり、
カメラ片手に街を歩く女性がいて、
スマホでお店を調べながら歩いている外国人グループがいたり。

幅広い人たちを引き付ける魅力を備えた街だと感じられました。

もう1つはお店が外に対して開いていること。

関東地方の冬は乾燥していますが晴天の日が多く、
この日も雲ひとつない完璧な青空。

そのためかお店の入口には扉がなく、自由に出入りできるようになっていました。

お店と歩道に境界がないので、
少しでも気になったら気軽にお店に入ることができ、
入ったことがきっかけで欲しいものが見つかるという嬉しさもありました。

川越の町屋では、それぞれのお店が独立して閉じているのではなく、
外に開いて街全体とつながっていて、街全体が1つの大きな空間のように感じられました。

それはまるでイオンで感じたようなオープンさと一体感です。

 参考:街の中の家から、家の中の街へ

街全体がオープンで気軽にいろいろなお店に入れるので、
短時間でもとても楽しむことができました。

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川越のシンボル「時の鐘」

新潟に帰ってきて振り返ってみて改めて思うのは、
「歩きやすい街に人は集まる」ということです。

人が歩きやすい道が整備されていたり、
街全体にオープンな空気が流れていたり、
限られた範囲にお店が密集していたり。

今の日本の地方の商店街の多くは苦境で人が集まっていませんが、
それは歩いていて楽しいと思える街が少ないからだと思います。

歩いて楽しめる街には老若男女国籍問わず、
多くの人が集まるをこの川越が証明してくれています。

多額の助成金を使って一過性のイベントを開催するだけでは人は集まらない。

栄える街と滅びる街には「歩きやすさ」という決定的違いがあると感じた川越散策でした。

では、明日も良い1日になりますように。

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