こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

今週に入ってから全国的に天候が荒れています。

月曜は関東地方を中心にまとまった積雪があり、
都心では23cmを記録、大雪警報が出るほどの天候でした。

また、関東地方の積雪が収まった今日からは、
北陸・東北地方を中心に大雪と暴風が予報されていて、
過去最強クラスの寒波とまで言われています。

週末にかけて全国的に低温の日が続くそうで、
今週はいつも以上の防寒・雪対策が必要になりそうです。

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暴風雪の合間の晴れ間

一昨日大荒れとなった関東地方では、
交通機関は雪によって多大な影響を受けていました。

駅のホームには長蛇の列ができ、
やっと電車に乗り込んでも満員電車で満足に移動することもできず、
電車は大幅に遅れて運行していたようです。

当日の天候も遅延の要因ですが、
同じ時間に予想以上に大量の乗客が来たことが要因とのこと。

 参考:雪の教訓、東京の鉄道会社は学んでるの? 「混乱防止策」を各社に聞いた|J-CASTニュース

この日は夕方から雪の予報となっていたため、
早めに帰宅する人が多く、一気に駅に流れ込んだようです。

このニュースを聞いて思ったのは、
帰宅時間を柔軟に変更できなかったのか、ということ。

夕方から雪が強まることは前日以前に予報されていたので、
安全を考慮して帰宅時間を早めたり、
逆に遅めて雪が弱くなってから帰るよう促したり、
場合によっては休みにしたり自宅作業に切り替えてもらうこともできたはずです。

ですが、現実にはそうした対応をとる企業は少なく、
どの会社も一斉に夕方早めに仕事を切り上げるという対応をしました。

そのため、一番天候が悪化した時間帯に大量の人が移動することに。
安全面から見ても大変危険なことは明白です。

企業がこうした対応をとってしまうのは、
「仕事は会社でするもの」という脅迫のような思い込みがあるからだと思っています。

たとえどんなに悪天候でも会社に行く、
それこそが仕事だという暗黙の文化が存在しています。

ですが、冷静に考えればすぐわかることで、
会社に行ったからと行って仕事が進むわけではありません。

大雪の中、普段の何倍も時間と労力をかけて会社に行ったとしても、
疲弊した状態で良いパフォーマンスを残せるとは思えませんし、
帰りのことが気になって仕事に集中できないかもしれません。

帰りもまた同じように時間とエネルギーを消費して帰宅しなければならず、
これはもう一種の苦行のようにも見えます。

こうした悪天候時には、無理に会社に来て仕事をさせるより、
自宅でおとなしくしていた方が何倍も安全です。

こんな日に会社に来てもまともに仕事ができるとは思えませんし、
今はリモートワークができる時代になっているので、
自宅からでも作業をすることが可能です。

たくさんの人がつらい思いをして雪の中通勤する姿をテレビで見て、
天候が悪い時にはリモートワークや休暇を奨励するよう
ぜひ社会の流れが変わってほしいと心から思いました。

今週後半は北日本で大荒れの天気となります。

いきなり組織を変えることは難しいかもしれませんが、
出社時間をずらしたり、リモートワークが可能か提案したり、休みの申請をしたり、
個人で可能なことから小さくともいいのでぜひ始めてみてください。

その小さな積み重ねこそ、過去の慣習を打ち破る力になるので。

その仕事、今日会社でやる必要ありますか?

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