こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
近年リモートワークという言葉を聞くことが多くなりました。
リモートワークとは、在籍する会社のオフィスに出社せず、
自宅など会社から離れた場所で働く勤務形態のことを指します。
大企業を中心に少しずつ導入が進んでいて、
トヨタ、マイクロソフト、日産、資生堂、JAL、リクルートなど、
企業文化に合わせたリモートワークを導入しています。
参考:リモートワークを採用している企業とは|リクルートでの事例
しかし、導入している企業は大企業がほとんど、
中小企業については依然として従来通り会社に通勤するスタイルが主流。
特に地方都市においては、リモートワークを導入している企業はほとんど見られないのが現状です。
リモートワークは場所にとらわれずに仕事ができる働き方なので、
都市部だろうが地方都市だろうが場所による制約は受けません。
にもかかわらず、地方都市では全くと言っていいほど普及していないのは、
まだリモートワークという働き方が一般的でなく、
社会に浸透していないからだと思われます。
今までの仕事経験から、
「会社に行かないと仕事ができない」という意識を持つ方も多いので、
その意識が変わらない限り、リモートワークの導入は実現しそうにありません。
ですが、自分は地方都市にこそリモートワークが必要だと考えています。
そのことを強く実感したのは先日から続く最強寒波。
大雪や路面の凍結によって道路は渋滞、
公共交通機関は遅延や運休によって大幅に乱れ、
多くの人たちが苦労して通勤していました。
新潟県内では電車が線路上で立ち往生して動けなくなり、
電車内で夜を明かしたというニュースも大きく報道されていました。
地方では都市部に比べて通勤にかかる時間はそれほど長くはありませんが、
移動距離が長いことやアクセスが悪いために、
通勤にかかる負担は軽くありません。
悪天候時には普段の倍以上時間がかかりますし、
何かしらアクシデントが起こる確率が高くなります。
そこまでして会社に行くのはリスクが高く、とても合理的判断とは思えません。
特に冬の日本海側はずっと天気が悪い日が続くので、
通勤には体力も精神力も必要になってきます。
ですので、天候状況に左右されないリモートワークが
地方都市でも導入されることを強く望みます。
一例ですが、ソフトウェア開発企業のソニックガーデンでは、
社員の半数が地方在住のリモートワーカーで構成されています。
クライアントとの打ち合わせはWeb上のビデオ会議で行い、
他にもメールやチャットでコミュニケーションを取っています。
リアルに人と会わずに自宅で仕事をしていても、
システム開発の品質や効率が落ちることない、とのことです。
参考:ソニックガーデンはなぜリモートワークを成功させたのか──離れても仕事がうまくいく4つの秘訣
いきなりこのレベルまでリモートワークを普及させることは難しそうですが、
まずは試験的に導入して、できることできないのを判断するのがスタートになりそうです。
地方でリモートワークが普及すれば、
通勤で苦しい思いをすることが激減し、
より仕事に集中して質の高い仕事が期待できます。
また、育児や介護のため、出社する人が難しい人にとっても
家庭と仕事の両立を実現できる働き方になると思われます。
地方都市にもリモートワークの波が来てほしい。
リモートワークの事例や取り組みを引き続きチェックして、
このブログでも紹介していきたいと思います。
では、明日も良い1日になりますように。
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