こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

今年は本当に雪が多く積もります。

年明けに大雪が降ってからというもの、
降雪が途切れることなく、溶ける間もなく次の寒波がやってきています。

今日もまだ週末からの寒波が抜け切っておらず、
朝から雪模様が続いていました。

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そんな雪の降りしきる新潟、
これだけ雪が積もれば当然のように交通機関にも影響がでます。

特に車社会の地方都市では、渋滞や事故がいつにも増して増えます。

朝や夕方の通勤ラッシュ時の待ちが長くなったり、
雪が積もって滑りやすくなった路面でスリップして、
道路脇に衝突してしまった車も何台も見てきました。

そんな悪天候が続く中、
ついに自分もその悪天候の餌食になる時が来てしまいました。

先日の3連休初日の土曜、ちょうど朝活へ出かける途中の道でした。

道路脇の除雪がされていない細い道を通っている時、
対向車が勢いよく突っ込んできたので、
かわそうとハンドルを切ったところ、道路脇の深い轍にタイヤがはまってしまいました。

手持ちのスコップがなかったので、
車の雪落とし用のスノーブラシでタイヤを掘り起こそうとしましたが、
早朝の寒さのせいで路面がガチガチに凍っていてビクともしません。

早朝ということもあって車通りも少なく、
「これは電話でレスキューを求めて朝活をキャンセルしないといけないかも」
と思い始めてしました。

すると近くの民家からスコップを持った方々が出てきました。

聞くと何やら路上での異変を察知したようで、
気になって外に出てみたとのこと。

その方からスコップを借りてタイヤを掘り起こし、
自分が車に乗り込んでアクセルを踏み、
近所の方々には車を押してもらったところ、
無事スムーズに轍を抜け出すことができました。

車を停めてお礼を言いに向かったのですが、
「いいから、早く行かないと遅刻するでしょ」
と、こちらの予定を見透かしているかのように言われてしまい、
挨拶もそこそこにしてすぐに朝活へ向かいました。

8時スタートで何とか8時ちょうどに会場に着くことができたので、
この方々の協力がなければ間違いなく遅刻かキャンセルしていたところ。

助けていただいて本当に助かりました。

そしてこの出来事の翌日、
今度は自分が車の運転をしている時に、
前日の自分のようにスリップして動けなくなっている車を発見しました。

昨日見ず知らずの人から助けてもらっていたので、
今度は自分が見ず知らずの人を助けようと思い、
車を停めて救出作業を手伝いました。

1人では絶望的でも2人いると何とかなるもので、
わりとスムーズにそこから抜け出すことができました。

もし前日に車を助けてもらっていなかったら、
大変だとは思いつつ、その場を通りすぎていたかもしれません。

前日受けた恩を返したいという思いがあったからこそ、
自然と困っている人を助けようとしたのだと思います。

恩返しより恩送り

恩返しでは2人で恩のやり取りをしたら完結してしまいますが、
自分が受けた恩を誰か別の人に返すという恩送りならば、
2人の間にだけあった恩がより多くの人へと渡っていきます。

つまり、優しさが社会を循環していくということ。

受けた恩を誰かに返すという発想がもう少し社会に広まれば、
生きやすい社会になるのではないかと、雪道での出来事から思いました。

では、明日も良い1日になりますように。

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