こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
ジャーナリストとして活躍している佐々木俊尚さんの記事が
現代ビジネスに掲載されていましたが、
とても共感したので紹介します。
「AIに奪われる仕事」なんて考えても意味がない。本当に考えるべきは…(佐々木 俊尚) | 現代ビジネス | 講談社
自分の人生の可用性を高める戦略を立てて生きることをすすめている記事です。
ここで聞き慣れない可用性(かようせい)という言葉が出てきました。
可用性とは、システムが継続して稼働できる能力のこと。
よく信頼性と混同されることが多いのですが、
信頼性はシステムの壊れにくさの指標なので、可用性とは全く別です。
先ほど紹介した記事内にも可用性と信頼性の話がありますが、
ほとんど壊れることがないシステムでも、
一箇所でも壊れると全体が止まってしまうならば、
信頼性が高く、可用性が低いと言えます。
反対に、時々故障するシステムだけれども、
影響範囲が限定的でシステム全体としては稼動し続けているならば、
信頼性が低く、可用性が高いと言えます。
記事内では、人生は信頼性よりも可用性を高くすることを推奨しています。
人生の可用性が低い状態とは、
例えば1つの仕事しかしていないような状態です。
それが大手一流企業であれば、長年の実績と社会的地位があるので、
非常に信頼性が高いと言えます。
その一方、時代の変化のスピードが早くて企業が突然凋落することも珍しくない今、
今の会社がなくなってしまった時には生きることが難しくなってしまいます。
いくら信頼性が高くても、可用性が低いと変化の激しい時代を乗り切ることが難しいということです。
たとえ今の会社がなくなってしまっても、
今働いている業界自体が衰退していったとしても、
そこで人生終了とならないように、
常に考え抜いて行動し続けていくこと。
その積み重ねが人生の可用性を高め、激動の時代を生きる力になるのだと思います。
まだまだ多くの人にとって「仕事は1つ」というイメージが強いですが、
今は働き方改革が声高に叫ばれる時代で、
複業への道も少しずつ整備されていくと考えられます。
いつ起こるかわからない変化に備えるため、
様々なことに手を出し、そこから自分の得意分野を見つけて伸ばしていく、
そうやって可用性の高い人生を目指していきたいと思うのです。
では、明日も良い1日になりますように。
こちらから。ご意見・ご質問は以下のいずれかよりお願いいたします。 Twitter:@tutinoko310 Facebook:土屋裕行.com メール:お問い合わせフォームTwitter、Feedly、Facebookにてブログ更新を確認できます。@tutinoko310さんをフォロー