こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

先日営業職の友人と会って、日々の営業活動について話を聞く機会がありました。

その方は広い担当エリアを1人で受け持っているため、
1つの取引先に頻繁に足を運ぶことができず、
危機感を覚える時がある、と話していました。

久しぶりに訪れた取引先では、
表面上は穏やかに接してくれるのですが、
あまりに会う頻度が低くなると突然取引終了になってしまうこともあるとのこと。

足を運びたいのに時間が足りなくて会いに行けない、
そんな葛藤を聞いて自分もいろいろと思うことがありました。

この話を聞いて一番違和感があったのは、
会う回数が少なくなると取引終了になることもある、という点です。

おそらく、自分たちの会社に頻繁に来る人のことを仕事熱心な人と評価しているのだと思います。

逆に言うと、滅多に来ない人は自分たちのことを考えてくれない人、
という捉え方をして、信頼できない人というレッテルを貼っていると考えられます。

「会う頻度が信頼につながる」
この感覚が自分にはありません。

むしろ重要な話がないにもかかわらず会いに来るのは、
マイナス評価につながることだと思っています。

なぜなら、人と会う時は必ず相手の時間を使っているからです。

特に目的もないのに自分の都合で相手の時間を使ってしまう、
たとえ自覚していなかったとしても、
相手の時間について想像が及ばない人を自分は信頼することはできません。

ですので、「とりあえず会って話しましょう」
とすぐに言う人がいたら即座に警戒モードに入ります。

人と会うことは時間という貴重な資産を消費している、
そのことを意識していない人は一定数いるように思います。

営業マンが突然電話してきて「近くまで来たのでこれから伺います」と言ってくる、
メールで済むような内容でも「会って話しましょう」と取引先に持ちかけてくる、
そのような話をどこかで聞いたことがあるかもしれません。

人はお金に関しては敏感なのに、
その対象が時間になると一気にルーズになってしまう傾向があります。

もっとお金と同じくらい相手に時間を使わせているか意識する必要があるのではないでしょうか。

幸い現代では会わなくても仕事が進められるツールが数多く存在しています。

チャットツールを使えば、まるで会話しているようにスムーズに話が進みますし、
Web会議も無料で高品質のツールが登場しているので、
遠隔地にいても仕事を進めるのに何ら支障はありません。

「顔を合わせなければ仕事ができない」というのは過去の経験に基づく思い込みに過ぎず、
今にフォーカスすれば簡単に覆すことができます。

こうしたツールを最大限活用できるように、
人に会う時の時間コストを意識するという空気が社会に浸透していくことを強く望みます。

では、明日も良い1日になりますように。

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