こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

昨年からよく聞かれるようになった「働き方改革」。

長時間労働の抑制や副業の解禁などが取り沙汰されていて、
少しずつではありますが日本の働き方が変わろうとしています。

中でも副業については、
大企業を中心に条件付ではありますが認める事例も登場しています。

先日はユニ・チャームが入社4年目以上の正社員を対象に副業を解禁していました。

 「副業」相次ぎ解禁 ユニ・チャームなど 人材獲得、流出防止へ – 産経ニュース

また、大手銀行の新生銀行も副業を解禁していて、
歴史が古い業界においても働き方改革の波は確実に押し寄せているようです。

 新生銀が兼業・副業を解禁 大手銀で初の取り組み:朝日新聞デジタル 

今各企業が続々と副業を解禁し始めているのは、
本業への還元を期待していることが理由の1つとして考えられます。

会社内の仕事だけしていると、
どうしても狭い業界の中だけの知識・人間関係に偏ってきます。

そうした限られた関係の中では斬新なアイデアが生まれず、
停滞を打破するような画期的なイノベーションはなかなか生まれません。

そこで、社員を積極的に外の世界へと向かわせることで、
社内にはない知見と経験を得て、
それらを会社の事業に生かしてほしいという願いがあると考えられます。

また別の側面としては、
副業を認めなければ優秀な社員を獲得できない状況があります。

現代はIT機器やサービスの発展によって、
少人数であっても限られた時間で様々な製品を作ったり、
サービスを立ち上げて運営することが可能になっています。

ですので、優秀な人なら1人でいくつもの仕事を掛け持ちすることも可能です。

そんな時代において、1つの仕事しか認めない会社は
優秀な人から見たら魅力的に感じられません。

今後日本は人口減少社会となるため、
優秀な労働力を確保することは企業存続のための重要課題です。

優秀な人にその才能を十分発揮してもらうためにも
副業を解禁して選択肢の1つにしてもらうという状況が今起きています。

どちらかといえばポジティブな理由ですが、
自分は副業解禁の先に待っているのは厳しい世界だと思っています。

というのも、1社だけの収入で生活することが難しくなるからです。

日本は人口減少に比例して経済規模も縮小していくので、
国内だけに留まっていれば会社の売上や利益が減少していくことは明白です。

それは必然的に毎月の給料に反映されます。
今後給料は上がるどころか下がる可能性の方が高く、
下がり続けていけば1社だけの給料では生活できなくなるかもしれません。

その時会社は全ての社員の生活を守ってはくれません。
社員を見捨てるのではなく、守りたくてもそれだけの体力も財力もないということ。

だから自分で自分の生活を守るために、
今の仕事以外にも仕事を持つ、誰もが副業をする時代が来ると思っています。

副業解禁は個の戦国時代の幕開け

働かなくても一定の収入が得られるベーシックインカムは当面導入されないので、
収入が減り続ける世界で生きるためには、
自分のスキルを見直したり、副業をしたりといった人生の見直しに迫られます。

厳しい時代ですが、その一方で自分のやりたいことを実現しやすい時代でもあります。

自分が好きなこと、できることに注力し、
その力で時代が求めるモノを作っていく、
そうやって激動の時代を軽やかに生きていきたいと思うのです。

では、明日も良い1日になりますように。

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