こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

SNSが発達して企業が消費者と直接つながる時代になった現代、
コミュニティ運営が企業発展のキーになると言われています。

企業によっては「コミュニティマネージャー」という新しい役職が生まれ、
ブランドや理念に共感する人たちを集めてコミュニティを構築し、
そのコミュニティを育てて運営するようになっています。

これは別に大企業に限った話ではなく、
中小企業や個人事業主にとっても関係深い話。

人口減少し市場が縮小していく今の日本においては、
新規顧客獲得が難しく、既存顧客のリピートの方に軸足が移っているので、
コミュニティ運営に力を注ぐのは自然な流れだと思います。

さて、このコミュニティについてですが、
自分も今までコミュニティ運営らしきことをしてきました。

ライフワークとなっている新潟×朝活や、
今は活動をやめてしまったgreen drinks Niigataはコミュニティに近いものでした。

ただ、あの集まりがコミュニティかと問われたら、答えは「NO」です。

コミュニティはある特定の理念や目的を共有する人たちの集まりなので、
特に大きなテーマを掲げていない朝活やgreen drinksは
コミュニティの定義からすると外れています。

特に狙っていたわけではないのですが、
実は自分の作りたい場・空間は「コミュニティになりかけの状態」なのだと思うようになりました。

先ほど書いたように、コミュニティは特定の目的を共有する人の集まりですが、
自分には誰かと思いを共有してまでやりたいことがないので、
そもそもコミュニティを作ることができません。

それよりも、その場の思いつきでやりたいと思ったことを瞬発的に実行し、
その時の熱量とか面白さに共感してくれる人と一緒に遊びたい、
という思いが強くあります。

かといって、毎回全く知らない初対面の人たちと遊びたいわけではなく、
ある程度知っている人たちがいながら、新しい人たちが混ざっている状態が理想的です。

そして、知り合いの人も毎回来てくれるというより、
その時の都合が気分によって気軽に来てくれるような、
そんな関係を作りたいと思っています。

ですので、その空間は特定の目的もなく人が集まり、
何となく知っている人たちが多いという不思議な空間になります。
これが先ほど話した「コミュニティになりかけの状態」です。

実は新潟×朝活がほぼこの条件を満たしていて、
毎回数人集まる人たちのうち、常連と久々の人と新規の人がバランスよく混じっているので、
コミュニティになりきらない理想の空間になっています。

コミュニティというのは昔の農村コミュニティのように、
特定メンバーだけで構成されることもありますが、
そうすると排他性が強くなって新しい人や価値観を受け付けなくなってしまいます。

また、同じ理念や目的を共有していると、
そこから外れた行動はどうしてもやりにくくなってしまい、
息苦しさやストレスにつながってしまうこともあります。

自分がコミュニティつくりを無理にやらないのもこれが大きな理由で、
集まろうという声が強すぎると互いに負荷が大きくストレスになってしまうのでは、
と思っています。

今のところの自分が考える居心地のよい空間の最適解は、
全く初対面同士が集まるようなイベントよりも深く、
特定メンバーだけが集まるようなコミュニティよりも浅い、
そんな空間です。

あまり人付き合いをガチガチの枠にはめて考えず、
イベント以上コミュニティ未満の空間を作っていくと
もう少し楽に新しい人と出会え、人と会うことが楽しくなっていくのでは、
そんな気がします。

では、明日も良い1日になりますように。

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