こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

日本の人口が減少に転じて早数年、
少子化高齢化に関するニュースは連日のように飛び交い、
将来への不安を募らせています。

ただ、人口減少といっても周りの人たちが急にいなくなるわけではなく、
普段人の多い都市部で暮らしていたり、
小さい子どもがいて保育園や小学校へ行くことがある人にとっては
人口が減少しているという実感に乏しいと思います。

自分もその1人で、知識として日本の総人口は減少しているとわかっていても、
実感が伴っていないところがありました。

しかし、先日ついにその非現実感が打ち砕かれるニュースを耳にしました。

自宅の近所にある介護施設が、
人手不足のためサービス休止に追い込まれているとのこと。

その介護施設はまだできて数年の比較的新しい施設で、
同地域の介護施設の中では設備が整っています。

そのため、その施設を利用したいという高齢者の方がいるにもかかわらず、
働く人がいないため断らざるを得ず、
ついにサービス休止にまで追い込まれてしまいました。

介護業界が人手不足というのは様々な場所で聞いていましたが、
身近でこのような出来事が起こると一気に切実な問題として襲い掛かってきました。
 
 参考:介護職の働き方改革 ~人材確保の最前線~ – NHK クローズアップ現代+

介護業界に限らず、今後地方ではどの分野においても人手不足になっていくと考えられます。

例えば、政令指定都市の新潟市の場合、
2011年に人口81万人とピークを迎えていて、現在は80万人、
2025年には76万人まで減少します。

そして、この中で15歳~64歳の生産年齢人口は
51万人→45万人と大きく減少します。

つまり、働き手の数が数万人単位で消えてしまうということ。

今と同じ働き方を続けようとしていたら、
人手が足りなくなることは明白です。

 参考:将来推計人口 新潟市

今と同じサービスレベルを維持するためには、
仕事を効率化したり、外部から労働者を受け入れたり、
IT化やAI化を進めて人がいなくても仕事が進む環境を整えたり、
といったことが考えられます。

また、思い切って人が減ってしまった分、
過剰なサービスをやめるという選択肢もあります。

農村部のコンビニの24時間営業は過剰サービス例の1つだと思います。

こうした変化を受け入れることができなければ、
人口減少という抗えない時代の波に飲み込まれ、
苦しい時間を過ごすことになりかねません。

人が足りない地方こそ変化が求められている

新潟の場合は農家が多い土地柄のためか保守思考が強く、
なかなか今と違う考えを受け入れにくいように感じます。

ですが、時代の変化を受け入れることができなければ、
今と同じ仕事を続けていくことはもう不可能になっています。

人口が減り続けているという時代を直視し、
どうやったらこの時代を生きていけるのか考えて実践すること、
そんな軽やかさと柔軟さが今地方に求められているように思いました。

では、明日も良い1日になりますように。

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