こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

昨日働き方について興味深い記事を読んだので紹介します。

 「従業員ゼロ」が最高の職場? 小笠原治が挑戦する、持たざる組織づくりとは | 未来を変えるプロジェクト by DODA

さくらインターネットの共同創業者で現フェローの小笠原治さんのインタビュー記事で、
自社で取り組んでいる働き方についての工夫が紹介されています。

記事タイトルにある「持たざる組織づくり」の通り、
従業員を雇用するのではなく、
予算や方向性の決定権限を持たせた業務委託という形で仕事を進めているとのこと。

確かに自分の好きなように仕事を進めたいと思う人は一定数いるので、
こうした人にとっては「業務委託+権限委任」という働き方は理想だと思います。

さて、自分が記事の中で気になったのは「持たざる組織づくり」とは別の部分でした。

それは「4時間労働制」という働き方。

1日4時間でこれまでの3分の2の報酬を担保し、
空いた残りの4時間で別の仕事ができるという働き方です。

この働き方によってパラレルワークが可能になり、
また新しい仕事に挑戦する時について回るお金の不安が軽減されるので、
リスクを減らして自分のやりたいことを実践しやすくなります。

この働き方はすごくいい取り組みで、
自分にとっては理想的な働き方だと感じました。

今の仕事を辞めていきなり新しい仕事へ移ってしまうと、
今まで通りの収入が期待できず、生活できるだろうかという不安がつきまとってきます。

その不安は決断力や行動力を鈍らせ、
新しい取り組みの成功率を下げる要因になってしまいます。

ですので、ある程度の収入が確保されつつ新しい仕事に挑戦できる働き方は、
収入面の安定によって心穏やかに過ごせるので、
本当に自分のやりたいことをもう1つの仕事として取り組むことができると思いました。

1日8時間労働というのは昔からの慣習的なもので、
産業革命以後の20世紀初頭に8時間労働が広まったと言われていて、
それが今日まで続いているだけです。

100年前と今とでは働き方は大きく変わっていて、
当時に比べて生産性は比較にならないほど上がっています。

にもかかわらず、1日の労働時間は8時間という縛りだけはなぜか残ったままです。

21世紀も早20年が経とうとしているのに、
労働時間は未だに100年以上前のままというのはかなり不自然なこと。

労働時間についても見直しが必要な時期にきていると強く感じます。
ですので、4時間労働制の取り組みはとても素敵だと思いました。

1日の労働時間を柔軟に変える動きは少しずつ起こっていて、
大分県国東市のアキ工作社では、1日10時間労働週休3日の「国東時間」を採用していますし、
ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイは、1日6時間労働を採用しています。

 週休3日を実現した国東時間(くにさきじかん)
 「当たり前を疑う。」1日6時間労働導入の狙い。 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

こうした動きが各地に広まり、
1日8時間労働の呪縛から解放される人が増えることを強く願います。

では、明日も良い1日になりますように。

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