こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
この週末に佐渡で行なわれた佐渡トキマラソンに参加してきました。
距離はハーフマラソン(21キロ)です。
昨年の快適な低温無風の天候とは違い、
今年は快晴で気温が高め&強風という厳しいコンディション。
厳しい天候ではありましたが、
その中で自分の力を全て出し切れ満足のレースとなりました。
では、当日をざっと振り返ってみたいと思います。
今年はまたスタートの時間が変更になっていて、
フルマラソンのスタートは10時から9時に。
そして、キッズ部門が9時45分からスタートで、
ハーフマラソンのスタートが10時半となっていました。
ただ、5km、10kmの人も同時にスタートするということで、
スタート直後はかなり混雑することが予想されました。
今回は子どもがキッズ部門に出場していたので、
そちらの応援に時間を割いて、ほとんどウォーミングアップをしませんでした。
軽く準備体操をしたくらい。
子どもと話していたらスタート地点に行くのが遅れ、
例年よりもだいぶ遅くスタート5分前にようやくスタート地点に到着。
ただ、佐渡トキマラソンはタイムによってスタート位置が決まるのではなく、
各自好きな場所からスタートできるので、
自分は横からスッとスタート地点に並び、かなり前方に並ぶことができました。
他の大規模な大会のように、場所取りに苦労しなくて済むので、
このくらいのローカルな規模感の方がストレスがなくて好きです。
今年は実況の人がいて、スタート前にランナー達のテンションを上げてくれました。
スタート3分前には近くの人とハイタッチをして気分を高めます。
短時間のうちに一気にランナーモードに入り、
いよいよスタートの時を迎えます。
目標タイムは1時間35分、1km当たりのペースは4分半。
最初の1kmは人混みを避けながら走ったにもかかわらず、
4分半くらいのペースで走れました。
しかし、そこから周りの家や木々がなくなる加茂湖周辺の道に差し掛かった時、
強い向かい風が吹きつけてきました。
1~2kmのタイムは4分45秒。
すでにかなり気温が高くなっていてさらに気温が上昇すると思われたため、
早々に目標タイムを1時間40分に下方修正。
とにかく前半は無理をしないでペースを上げすぎないよう心がけました。
3kmほど走ると同じくらいのペースのランナーを見つけます。
長身細身の男性と真っ赤なウェアを着た女性。
マラソンでは同じペースの人と一緒に走ると疲れが軽減されるので、
しばらくこの2人と並走していきました。
そして前半のポイント、5km〜6kmにわたって続く上り坂を迎えます。
だいたい1kmで30m上ります。(ビル7階分くらい)
ここは風の影響を受けにくい場所なので、去年と同じく5分ほどでカバー。
大きく息が乱れることもなく何とかクリア。
上り坂を終えた後にある初の給水ではスピードを落として確実に給水し、
気持ちを入れ替えてリスタートしました。
給水後、前方10mくらいのところに10人近くの集団がいることに気づきました。
先ほどからマークしていた2人はこの集団に追いつこうとしているようでした。
自分もついていけないペースではなかったのですが、
後半の暑さでペースダウンすることを考慮して、
ここでは集団についていかず、マイペースを保つことを選択しました。
結果的にここでの判断が自分とマークしていた2人の結果を分けることになります。
8km地点から折り返しまでは街中を通るため、
多くの人の応援が続きます。
地元なので顔見知りも多いです。
ここまで下方修正した目標よりさらに1分以上遅れていましたが、
大きな疲れを感じることもなくまだ体力には余裕があり、
同級生たちの応援に手を振って応えるだけの余力もありました。
2回目の給水所でもスピードを落として給水しましたが、
スポンジが見当たらなくて顔や足を冷やすことができませんでした。
これ以降の給水所でもスポンジの場所がわかりづらく、
結局スポンジは最初の給水所で取っただけ。
暑い日には水で体を冷やす必要があるので、次回以降はもう少し見やすくしてほしいところ。
さて、昨年からのコース変更のため、折り返しの場所は少し手前になりました。
昨年のコースでは何も風を遮るものがない田んぼ道を通って折り返しだったので、
強い向かい風に悩まされていましたが、そこを回避できたのはよかったです。
折返し直後の10km地点のタイムを見ると、
下方修正した目標よりも2分ほど遅れていました。
先ほど前にいた10人ほどの集団はもう100m近く先に行っていました。
しかし、焦ることなくラスト5kmまでは力を温存して走る作戦は変わらず。
折返し後は追い風に乗って少しずつペースアップしました。
11km~16kmは今年からの新コースでじわじわと続く上り坂を含んでいましたが、
淡々と同じペースを刻んでいき、ペースダウンしてくる選手を1人ずつ抜きさる、
という感じで少しずつ順位を上げていきました。
14km地点、上り坂が終わったあとの直線で前を見ると、
折返し地点で離されていた集団の何人かに迫っていることが確認できました。
自分は少しペースを上げたくらいなので、
おそらく暑さのためペースダウンしていると思われました。
そこに気をよくした自分は一気に下り坂を駆け下り、
残り5kmの地点でついに集団をとらえます。
その中には序盤一緒に走った長身細身の男性と真っ赤なウェアの女性もいました。
残り5kmでタイムを確認すると、
あと1km4分半で走り切ればゴール予想は1時間41分くらい。
いよいよここから残された体力を解放する時間がやってきました。
残り5km地点を通過してから一気にペースアップせず、
ジワジワとペースを上げるようにしました。
去年は一気にペースアップして残り2km地点で足がつったので、
その経験を生かして今年は急激な変化を避けました。
1kmのペースは4分45秒から想定していた4分半まで上げました。
いつもなら特に問題ないペースなのですが、
15km走っていることと、高温になってきたこともあって、
予想以上に苦しいペースでした。
他のランナーがペースダウンしていることもあって、
次々と前のランナーが迫り、追いつき、追い越していくのは気持ちよく、
それが苦しさを乗り越えるモチベーションとなっていました。
去年痙攣を起こした残り2km地点でも足に痛みはなく、
追い風に乗って緩やかな上り坂を走ります。
残り1km地点の看板が見えてくるとゴールはすぐそこ。
応援してくれる人の数も一気に増えてきます。
その応援を受けて、残り1kmの看板を通過したら一気にペースアップ。
練習ではいつも残り1kmを全力で駆け抜けているので、
その練習を思い出しながら懸命に走りました。
ゴール500m地点の最後の上りで同級生を発見し、
彼らの応援を受けてさらにペースアップ。
最後のカーブを曲がるとゴールまでは約400m。
毎年思うのですが、ここからの400mが本当に長いです。
それでも応援してくれる人が多いので、
今年はペースを落とすことなく走り続け、
ゴール前でも1人かわして無事ゴール!
下方修正した目標タイムからは1分遅れてのゴールとなりました。
目標は達成できなかったものの、
前半飛ばしすぎず、中盤はペースを落とさず、終盤ペースアップする、
という理想的なレース展開ができて満足しています。
今年は練習の内容を変えて、
1回ごとのペースを落とし、練習の回数を増やす方針にしました。
1回の練習の負荷を分散して疲れが残りにくくすることが狙いだったのですが、
体力がついているという実感がなく、当日まで不安を抱えていました。
しかし、今回暑さの中でも体力が切れることなく走りきれたので、
この練習方法が間違っていないことが証明されました。
10月の新潟シティマラソンではフルマラソンを走るので、
当面はこの練習方針を変えずに続けていこうと思います。
暑くて記録が出なかった今回の佐渡トキマラソンですが、
今年も沿道の方々の応援やボランティアの方々のサポートが本当に力になりました。
また来年もぜひ参加したいと思います。
走りたい方、ぜひ一緒に参加しましょう。
来年も良い天気になりますように!
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