こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。
今はサッカーワールドカップでスポーツ界が盛り上がっていますが、
少し前までは日大アメフト部の危険タックル問題で大いに揺れていました。
前監督・コーチによる脅迫的な指導により、
断ることのできなかった選手が対戦相手の有力選手に対し、
故意にタックルしてケガをさせたというこの問題。
前監督が絶対的な権力を握り、誰も逆らえなかったことが
この問題を招いたと考えられています。
先日、この日大アメフト部の問題に関連した記事が公開されていました。
日本スポーツ界はいつまで不毛すぎる「根性論」を続けるのか(原田 隆之) | 現代ビジネス | 講談社
監督の指示には絶対逆らわずに言うことを聞き、
どんな理不尽な要求にも耐え、苦しみを乗り越えることが美徳だ、
というスポーツ界の悪しき慣習をなくすべきだ、という内容です。
自分は野球部や陸上部に所属していた経験がありますが、
先生や先輩から理不尽な要求をされることもなく、
比較的恵まれた環境でスポーツに打ち込むことができました。
しかし、毎年のようにスポーツ強豪校でいじめや暴力問題が起こっていて、
未だに閉塞的な空気が根強く残っています。
特に自分が気になっているのは、部活動の長時間の練習です。
スポーツ強豪校では深夜まで練習が及ぶこともあり、
週末は他校との試合で休みがないという学校も少なくありません。
時々有名スポーツ選手が学生時代の部活動の様子を打ち明けていますが、
「選手の半分以上は疲労骨折していた」という学校も
1つや2つではないことにとても驚きました。
自分は長時間何かをやり続けることは効率が悪いと考えています。
人間の心と体には上限値があって、
それを上回る負荷をかけ続けると、回復できないほど破壊されてしまうからです。
例えば、骨折や筋肉の損傷によって競技を続けることができなくなってしまったり、
自分を追い込みすぎてモチベーションが上がらなくなったり、
といったことが起こりえます。
人は短期的に頑張ることはできても、
長期的に頑張り続けることはできないので、
一定の時間を越えないようにすることは
質の高い練習を続けるための必要条件だと思います。
世間では働き方改革が叫ばれ、労働時間を削減する風潮が強くなっています。
その流れに乗って、スポーツの世界でも「量より質」という価値観が広まってほしい。
そんなことを考えさせられた記事でした。
では、明日も良い1日になりますように。
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