こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

昨日の記事で長岡の音楽図書室のことを書きましたが、
今回もその時の体験から記事を書いてみます。

目的が曖昧な場所に予想を超えた楽しさがある

当日のイベントには音楽好きが集まったこともあり、
自然と話題は音楽へと移りました。

その流れで皆さんが普段どんな音楽を聴いているのか気になって、
いつも聴いている曲を教え合いました。

最近は音楽配信サービスを利用する人が多く、
この日はApple MusicとSpotifyを利用している人に分かれました。

ただ、使い方は同じで、自分が好きな曲をまとめたプレイリストを作り、
シーンに合わせてそれらを聴くとのこと。

例えば海沿いのドライブ用、夜の散歩用、といったように。

このプレイリストを眺めるのがすごく楽しかった。

プレイリストは自分の好きな曲だけを詰め込むので、
その人の個性、好みが強く反映されます。

ですので、プレイリストを眺めているとその人の雰囲気が何となくわかり、
自分が好きな曲が相手のプレイリストに入っていた時には、
一気に親近感が湧いてきます。

自分は人の家に遊びに行った時に、
その家の本棚を見るのが楽しかったりするのですが、
音楽プレイリストも同じでその人の価値観が現れることを、
今回強く感じました。

プレイリストのように、他の誰かが作ったものを集めて、
分類し、つなぎ合わせて共有することをキュレーションと呼びます。

最近では、インターネット上の情報を集めた特定ジャンルのメディアが、
キュレーションメディアと言われることもあるため、
耳にしたことがあるのではないでしょうか。

情報が氾濫し、自分にとって価値のあるものを見つけにくくなっている現代において、
適切に分類されたまとめは、
何かを生み出すのと同じくらいの価値を生んでいると思っています。

ある人がまとめたプレイリストは、
似た価値観を持つ別の誰かにとって、
まさに必要としていた情報かもしれません。

何かを生み出すクリエイターは
間違いなく価値を生み出している人たちです。

しかし、自分の頭で考えて、手を動かしてモノを作り、
世の中に価値を提供するのはなかなか難しいことです。

ですが、新しい何かを作れないからといって悲観することはなく、
今あるものをつなぎ合わせることでも価値を生み出すことができます。

ますます情報が氾濫していく今後、
キュレーションの価値はより高くなっていくだろう、
そんなことを考えたプレイリストの話題でした。

では、明日も良い1日になりますように。

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