こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

猛暑の年ではありますが、
例年通り夏の全国高校野球が盛り上がりを見せています。

地元新潟の代表の中越高校は、
初戦で激闘の末に惜しくもサヨナラ負けとなりました。

春夏連覇を目指す大阪桐蔭は、
2年前の優勝校の作新学院を接戦で破り、
打倒大阪桐蔭に燃えていた智弁和歌山は、
同じ近畿勢の近江に思わぬ敗戦を喫しました。

今年はチーム数が多く、いつもより試合数が多いので、
こうした熱戦がより多く見られそうです。

さて、全国高校野球に出場している選手たちは、
多くの選手が野球第一の生活をしていることと思います。

特に私立高校の場合は、
スポーツ特待生として入学しているケースも珍しくなく、
まさに野球のために高校に入ったと言えます。

時には勉強や友達との遊びを犠牲にして、
彼らが野球に打ち込んで甲子園に行く、
そんなストーリーは多くの人が思い描く高校球児てで、
実際そのイメージは大きく外れてはいません。

ただ、高校球児のように何かを犠牲にして1つのことに打ち込むストーリーが絶賛される度、
少し複雑な気持ちにさせられます。

確かにやりたいことを1つに絞って取り組むのは、
多くの時間が確保できるので上達が早まります。

また、誘惑に負けず集中しているので、
真面目でひたむきな印象を受け、
応援したくなり、それこそが正しい姿だと錯覚してしまいがちです。

しかし、全ての人にとってそれが相応しいことでしょうか?

やりたいことがいくつもあるけど、
何か1つを選ばないといけないから他の道を諦める。

1つのことに打ち込むのが正義という風潮が強い日本では、
そうしていくつもの夢を諦めた人は数知れません。

例えば、アルバイトとミュージシャンを掛け持ちしている人がいたら、
早くミュージシャン一本に絞れとか、
売れないミュージシャンは諦めて仕事しなさい、
と言われてその通りにする、といったように。

やりたいことは1つに絞らなくてもいい

好きなことを1つに絞って取り組まないと結果は得られない、
というのは単なる思い込みです。

世界一を目指すスポーツ選手ならそうかもしれませんが、
日常をもう少し楽しくしたいと思う人にとっては、
ストイックに何か1つに打ち込むよりも、
自分も好きなことをいくつも持って、
好きなタイミングで行動する方がずっと幸せになれると思います。

別に好きなことを仕事にしなくても、
好きなことに割ける時間を持って、
バランスよく配分していくという生き方だってある。

1つに絞ることが美徳という風潮は確かに強いですが、
そうじゃない生き方も無数にあるのでは、
そんなことを高校野球を見て感じました。

「好きなことをフルタイムの仕事にすることが幸せ」という“現代人の幻想”を壊す23歳のシェフ。 – Be inspired!

では、明日も良い1日になりますように。

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