こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

この週末は仕事を辞める、辞めたいという若者数人と話しました。

すでに会社を辞めて転職することが決まっている人、
会社は辞めるけど次の仕事は決まっていない人、
もう辞めることを決心した人、
毎日辛くてもう辞めたいと漏らす人。

年末の慌ただしい時期だからかもしれませんが、
みなさん仕事で苦しい思いをしていて、
そこから何としても抜け出したいという
切実な思いが伝わってきました。

新卒の3割は3年で辞めるというのは前々から言われて、
確かにこの数値通り、自分の会社の若手や友人たちを見ても、
この数字から大きく違っていないように感じます。

ただ、実際に辞めるという行動には至っていないものの、
仕事に不満を抱えて辞めたいと思っている潜在的な離職者は
かなり多いのではないかと感じます。

自分の友人が偏っているのかもしれませんが、
仕事に満足しているという若者はほとんどおらず、
何かしらの不満を抱えながら仕事をしています。

こうした若者と仕事の話になると、
必ずといっていいほど年上の方から
「最近の若者はだらしない」
などと声が上がります。

仕事に真剣に取り組まずに自分のことばかり考え、
会社のために貢献しようという意識が薄い、
ガンガン働いてきて経験豊富な大人たちにとって、
そんな現代の若者に苦言を呈したくなるのもわかります。

しかし、話していると別に彼らは仕事が嫌いなわけではないと感じました。

例えば、もっと効率的なやり方があるのに伝統的手法を続けていたり、
特定の年長者の意見に従わないといけない空気感だったり、
数字だけを追い求める方針だったり。

上記のようなことが自分の価値観と相容れないず、
心を押し殺してまで続けることを拒絶しているように思います。

「最近の若者はだらしない」

そうした意見はおそらく、仕事の方を基準に見た時の感覚です。

長時間労働や上司からのプレッシャー、
組織で一致団結する社風や仕事を最優先する生き方、
そうした働き方を辞めた人たちについては「逃げた」とみなし、
だらしないという烙印を押す。

それは仕事が正しいものという基準としてしまっていること、
仕事を神聖視しすぎた弊害ではないでしょうか。

若者は時代の最先端を生きているという記事で書いたように、
若い人ほど現代の影響を大きく受けています。

つまり、彼らが求めているものは、
今の時代が求めているものに近いと考えられます。

若者の多くが仕事が辛く、辞めたいと思っているのならば、
変わるべきは若者よりむしろ仕事、働き方の方ではないのか。

そう思い始めてきました。

仕事に合わせて自分の生き方を変えるだけでなく、
人に合わせて仕事が変わる、そんな選択肢があってもいい。

多くの人が気持ちよく働けるようになるために、
働き方ももっと多様になっていくべきだと思います。

このブログでも微力ながら今までと違う働き方について
発信を続けていければと思います。

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