こんばんは。土屋 (@tutinoko310)です。

今年1年を振り返ると、
働き方改革という言葉を毎日のように耳にしました。

長時間労働を減らすために残業時間を規制したり、
正社員と非正規雇用の格差を解消を目指したり、
高齢者や育児・介護中の人の就労支援だったり。

平日の日中に働き、時には夜遅くまで残業し、
会社の都合で転勤も厭わないという働き方は少しずつ影を潜め、
多くの人が長く働けるような風潮に変わりつつあります。

この中でも、働き方改革と聞いてまず思い浮かべるのは
長時間労働の抑制だと思います。

2019年4月から、労働基準法36条に基づく労使協定(36協定)において、
残業時間は1ヶ月45時間、1年で360時間を上限として、
特別な事情がなくこの時間を超えた場合は罰則が付けられることになります。

 36協定で定める時間外労働及び休日労働について留意すべき事項に関する指針(PDF)| 厚生労働省

過重労働で死に至る人もいるため、
長時間労働の規制という流れは時代の流れなのだと思います。

ただ、一律に残業時間を削減することを目的としていいのだろうか、
という疑問を最近抱くようになりました。

もっと仕事をしたいと思っている人については、
働きたくても働けないという状況が生まれてしまっています。

以下の記事ではもう少し働くことができれば、
クライアントも会社も自分も幸せになれるのに、
一律残業規制をされたことでその機会を奪われてしまった、
という不幸な事例が紹介されています。

 なぜ働き方改革をまじめにやるほど、社員はどんどんつらくなるのか(下田 直人) | マネー現代 | 講談社(1/3)

働き方改革には労働時間削減より大事なことがある。
それが今の自分の考えです。

この数ヶ月は普段に比べて長時間働いていますが、
実はそこまで大きなストレスを感じていません。

それは働く時間を自分で選べていることが大きな要因だと思います。

自分が勤めている会社はフレックスタイム制を導入しているので、
1ヶ月の総勤務時間決まっていますが、
日ごとの時間の使い方は自分で決めることができます。

自分の場合は朝早くから働き、夜は早めに帰るという働き方にしています。

また、最近の忙しい日々の場合は、夜遅くまで働くことはせず、
週末に数時間働いて作業の遅れがないようにしています。

労働時間が多くても、自分で時間を決めて働けるため、
心身ともにストレスが少ない状況で働くことができ、
結果生産性も高くなっていると感じます。

働く時間の削減より、働き方を選べることが働き方改革には必要

自分のように朝早くから働くことが得意な人もいれば、
逆に夜遅い方が集中できる人もいます。

会社のように大勢が集まる場所でないとだらけてしまう人もいれば、
家で1人でいる方が良いアウトプットが生み出せる人もいます。

各人の個性に合わせて働き方を選べることは、
労働時間を削減するメリットを大きく上回るものと考えています。

まだまだ働き方を選べる会社は少ないですが、
サイボウズのように多様な働き方を選べる会社も誕生しています。

 初公開!サイボウズの自由すぎる働き方はこんなやり方で管理されていた|サイボウズ ワークスタイル百科

少しずつ働き方を選べる時代がやってくる。

自分も少しずつ働き方の選択肢を増やしていければと思うのです。

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